カテゴリ:イタリア旅行( 35 )


2007年 11月 22日

帰国

いよいよイタリアを離れる朝、ホテルのベランダから
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レオナルド・ダ・ヴィンチ空港で、ミラノ行きの飛行機に搭乗中
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全員事故なくに関西空港に帰り、感動のイタリア周遊の旅もおわりました。
思い出に残るまさしく感動の旅行でした。『最後の晩餐』が見られなかったこと、『青の洞窟』に入れなかったことだけが心残りです。
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by seico5822 | 2007-11-22 21:16 | イタリア旅行
2007年 11月 21日

ローマ市内観光(4)

マダーマ宮(上院)の近くのナヴォーナ広場は細長い形をしている。古代ローマ時代にはここで戦車競技が行われたという。広場の中心にベルリーニ(1598年~1680年)作のバロックの傑作『四大河の噴水』がある。噴水の中央にはオベリスクが立ち、そのまわりをナイル、ガンジス、ドナウ、ラ・プラタの世界四大河川を擬人化した4人の男性像が取り囲んでいる。 噴水の前のサンタニェーゼ・イン・アゴーネ教会はボッロミーニ(1599年~1667年)が設計したが、ベルニーニとボッロミーニは大変仲が悪く、ベルニーニは「見るに耐えない教会だ」とナイルの頭に布をかぶせ、「教会が倒れたら大変だ!」とラ・プラダの腕を教会に向かって突き出したのだという話がある。 今回はこの噴水は改修作業が行われていて見えなかった。
前回撮った写真から
ナイル
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ラ・プラタ
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広場北側の「ネプチューンの噴水」(デッラ・ポルタ作)
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南側が「ムーア人の噴水」(ベルニーニ作)
ここからスペイン広場に引き返し、近くの『カフェ・グレコ』でコーヒを飲む。
カフェ・グレコ
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夜のスペイン広場
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ベルニーニの父の作『舟の噴水』
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by seico5822 | 2007-11-21 22:57 | イタリア旅行
2007年 11月 20日

カラヴァッジョ

2002年にイタリアルネッサンス美術の講師の先生に連れてきていただいたとき、サン・ルイージ・ディ・フランチェージ教会で、カラヴァッジョの絵と衝撃的な出会いをして、すっかり彼に魅せられてしまった。薄暗い教会で突如ライトが点き、絵が浮かび上がる…光と影の巨匠、カラヴァッジョにふさわしい出会いだった。
1573年ミラノ生まれ、ミラノの近郊の村カラヴァッジョで過ごしたことから、カラヴァッジョと呼ばれる。本名ミケランジェロ・メリシ。1592年ころローマに出てきた。1596年~1600年ころ、サン・ルイージ・ディ・フランチェージ教会のちかくの今の上院マダーマ宮と同じ場所にあったマダーマ邸ですごした。この間多数の絵を描いている。そして彼の驚くべき才能がローマ中に認められてきた。光と影の衝撃的なコントラストである。激しい性格で、絵を描かないときは、剣を携えて街をうろつき、喧嘩をすることもあったという。すでに画家として名声を得ていたカラヴァッジョは1606年決闘で相手を殺し、ナポリに逃走した。そこでも『キリストの鞭打ち』などの作品を描く。その後、マルタ島へ行き『洗礼者聖ヨハネの斬首』を描く。ここでも暴力沙汰をおこし逮捕されるが、マルタ島の牢獄から脱走、シチリアに逃れる。 シチリア島では『聖ルキアの埋葬』(1608年)や『タザロの蘇生』(1609年)などの作品を残している。教皇の赦免を求めていったナポリ近くで病死した。1610年7月18日、享年38歳。
この履歴から、パンテオン近くの教会に彼の作品が多いことを納得。
ナヴォーナ広場の近くでふと入った教会は見覚えがあった。
サン・タゴスティーノ聖堂だった。
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ここのカラヴァッジョの『ロレートの聖母』(1604年)も以前見たことがあった。連れがもう教会を後にしていたので、急いで写真を撮ったが、残念ながらピンボケ。
カラヴァッジョの資料の中に前回買った絵はがきを見つけた。
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サン・ルイージ・ディ・フランチェージ教会の近くで、ものものしい警官や護衛官らしい姿を多数見かけたが、マダーマ宮(上院)のためだった。
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by seico5822 | 2007-11-20 16:47 | イタリア旅行
2007年 11月 19日

サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会など

パンテオン近くの私が大変興味を持っているフィリッピーノ・リッピの作品があるサンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会を訪れた。

この教会は古代ローマの知恵の神ミネルヴァの神殿の上に建てられている。質素な外観に反して内部にはすばらしい美術作品が数多くある。
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フィリッピーノ・リッピの『カラファの礼拝堂』
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内陣柱のミケランジェロによる『あがないの主イエス・キリスト』
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そのほかにもすばらしい作品がたくさんあった。
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前回ローマに来たとき、ルネッサンス美術の先生に連れてきていただき、ライトに照らされて浮かび上がった絵に衝撃をうけたカラヴァッジョの3部作『聖マタイと天使』『聖マタイの召しだし』『聖マタイの殉教』がまた見たくて、サン・ルィージ・ディ・フランチェージ教会を訪れた。イタリアではコインを入れると数分間ライトがつき作品を十分見ることができるようになっている教会が多い。
光と影、鮮烈な描写が印象的だった。
サン・ルィージ・ディ・フランチェージ教会
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『聖マタイと天使』(1602年)
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『聖マタイの召しだし』(1600年)
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『聖マタイの殉教』(1600年)
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このとき以来、カラヴァッジョに興味を持ち、愛知県岡崎市の美術館に彼の作品が来たとき
岡崎まで見に行った。また、オランダを訪れたとき、ちょうど『レンブラントとカラヴァッジョ』展をしていた。2人の同じような題材の作品を並べ、相違点を際立たせた構成は面白かった。ここで多くのカラヴァッジョの作品に触れることができたのは幸いだった。
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by seico5822 | 2007-11-19 22:15 | イタリア旅行
2007年 11月 18日

ローマ市内観光(3)パンテオン

ポポロ広場からコルソ通りを通って次の目的地パンテオンに向かう。コルソ通りはローマのメインストリートでまっすぐにヴェネツィア広場に通じている。15世紀に法王主催の競馬(コルソ)が行われたのでこの名がついたという。両側に立派な建物や教会が並んでいる。
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20分ほど歩いた頃、大きな円柱が見えた。トラヤヌス帝の記念柱を模してアウレリウス帝の戦勝記念として193年に建てられた。
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この右側はキージ宮で大統領の閣議場。
この先を左に曲がりしばらく行くと急に観光客が増えてきて、目指すパンテオンが目の前に見えてきた。
パンテオン
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すべての神々に捧げられた神殿であるパンテオンは、16本の石柱からなる正面部と円蓋の架かった円堂で、紀元前27年~25年にかけてアグリッパによって創建されたが、80年に焼失し、118年~125年にかけてハドリアヌス帝によって再建された。再建当初のドーム内部は青く塗られ、プラネタリウムのように、星が描かれていたという。中央に開かれた円形窓は太陽を模していた。
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差し込む光が円と四角の幾何学模様が交互に並ぶモザイクの床を照らしている。(建設当時のもの)
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609年にキリスト教の聖堂とされたため、中世に破壊をまぬかれ古代ローマの建造物のなかで最もよい保存状態にあり、ミケランジェロが「天使の設計」と絶賛した。
現在はラファエッロやイタリア統一に尽力したエマヌエーレ2世、ウンベルト1世らの墓がある。
ラファエッロの墓
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エマヌエール2世の墓
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ウンベルト1世の墓
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パンテオン内から玄関廊の石柱を見る
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外壁
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ドームは天然コンクリート造りで、建設当時の壮大な姿がしのばれる
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by seico5822 | 2007-11-18 10:42 | イタリア旅行
2007年 11月 17日

ローマ市内観光(2)

トレヴィの泉
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ニコラ・サルヴィの設計により1762年に完成。背後の建物を利用して、海神ネプチューンとトリトンがダイナミックに躍動している。左の肩越しに右手でコインを後ろ向きに投げ入れるとローマを再び訪れることができるという。そのおかげか私はローマは4回目だ。
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ここから徒歩でスペイン階段に向かう。
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階段には大勢の人が腰を下ろし、ベルニーニの父親が造った船の噴水の周りには観光客がひしめいている。馬車が客待ちをしている。
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夜のスペイン広場が見たいので、もう一度来ることにして、ここからバブイーノ通りを通ってポポロ広場に向かう。
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ポポロ広場に立つオベリスクが見える。
ポポロ門とサンタ・マリア・デル・ポポロ教会
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ポポロ門は中世以来鉄道が発達するまでローマの表玄関であった。ゲーテもキーツもバイロンもこの門をくぐったという。この門は3世紀のものだが、1655年スェーデンのクリスティーナ女王の訪問を記念してベルニーニが装飾をほどこした。楕円形の広場の中央にはエジプトのオベリスクが立ち4頭のライオンが四方を守っている。
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サンタ・マリア・デル・ポポロ教会の名は建設資金を市民(ポポロ)が出したことに由来する。
内部には芸術作品が並ぶ。カラヴァッジョの作品もあるとのことで見たかった。
この広場の南側からは、ヴェネツィア広場に向かってコルソ通りがのびているが、その入口にそっくりなバロック風の教会、サンタマリア・ディ・ミラーコリ(オベリスクからみて右側)とサンタマリア・ディ・モンテサントがあり、『双子寺』の名前で親しまれている。
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東側にはピンチョの丘がありローマを一望することができる。
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by seico5822 | 2007-11-17 22:25 | イタリア旅行
2007年 11月 16日

ローマ市内観光(1)

昼食後、専用バスが駐車している地下駐車場にむかった。大変広い駐車場で、いたるところに古代の遺跡が埋まっているローマにこんなに広い地下駐車場があるのに驚いた。
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専用バスで車窓観光をする。
遠くにサンタンジェロ城が見える。
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前回来たときは、サンタンジェロ城の近くにホテルがあり、サンタンジェロ城のテラスから眺めるローマ市街の風景は絶景だった。サンタンジェロ城は135年ハドリアヌス帝が自分の廟として建設したものだが、その後ローマ歴代の皇帝の墓になり、中世以降は、要塞や法王の住居、牢獄などに使われた。現在は国立博物館で、歌劇『トスカ』の舞台になった。
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カンピドーリオの丘…正面の建物はローマ市庁舎
市庁舎の裏側に出ると古代ローマの遺跡群フォロ・ロマーノが広がる
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トラヤヌスの記念柱…皇帝のルーマニア地方における戦勝(101~103、107~108年)
を祝して造られ、物語が下から上にらせん状につづられている。
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トラヤヌスのマーケット…フォロ・トライアーノの奥の半円形の建物
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右手にフォロ・ロマーノが広がる
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今回は下車観光はしなかったので2001年の写真から
ヴェスタの神殿…火の神でこの神殿に燃える火はローマの生命を象徴する不断の聖火。
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左の建物が市庁舎の裏側、中央はゼヴェルス帝の凱旋門(203年建設)
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ユリウスのバジリカ
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コロッセオ…ヴェスパシアヌス帝の命により紀元80年に完成した円形闘技場。猛獣と剣闘士、剣闘士同士の凄惨な戦いが見世物にされた。
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2001年の写真から
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コンスタンティヌス帝の凱旋門…315年建設、ローマで最大
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サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂
4世紀に建設されて以来何度も改築されたので各時代の手法を見ることができる。
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by seico5822 | 2007-11-16 23:30 | イタリア旅行
2007年 11月 15日

サン・ピエトロ大聖堂(2)

2001年にローマを訪れたときのアルバムにサン・ピエトロ大聖堂のミケランジェロの設計によるクーポラの写真があったのでスキャンしてみた。
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このクーポラには16の窓があり、聖ペテロの墓の上に光が降り注いでいる。ミケランジェロにとって、光はキリストの象徴で、シスチーナ礼拝堂の『最後の審判』でもキリストが発する光で側面の人物に影ができているそうだ。
ベルニーニの天蓋
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クーポラの上に昇り、上から見た写真
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              (ヴァティカン美術館)
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by seico5822 | 2007-11-15 22:47 | イタリア旅行
2007年 11月 14日

サン・ピエトロ広場

サン・ピエトロ広場…サン・ピエトロ大聖堂を背にして
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ベルニーニのデザインにより1667年に完成。左右の半円形の回廊により取り囲まれている。回廊の4列のドーリス式円柱は284本、その上部には140人の聖人像で飾られている。この広場の中で一番古いものは中央のエジプトから運ばれた巨大なオベリスク(高さ25.5m,重さ320t)である。この近くで聖ペテロが逆さ十字架にかけられたという。左右の噴水は左側は1615年のマデルノの作で、右側は1677年のベルニーニの作である。
衛兵
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1505年にユリウス2世がスイス人の私的衛兵隊を設置、1527年の「ローマ劫掠」で最後まで教皇を護衛したのがスイス人兵だったため、今もスイス人が従事。
サン・ピエトロ大聖堂とキリストから授かった天国への鍵を持っている聖ペテロ像(1847年設置)
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クーポラ(天蓋)と建物正面を飾る彫像
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クーポラはミケランジェロの設計による。
大聖堂入口外の右側にクーポラに登るエレベータがある。360度のパノラマがひろがり、ローマの町並み、ヴァティカン庭園がすみずみまで見える。下りは大聖堂の中で、前回昇ったとき最後に下りたので、大聖堂を独り占めし、『ピエタ』をゆっくり見ることができた。
法王の書斎のある建物…最上階、右から2番目の窓から毎日曜日正午、法王が姿を現し広場に集まった人々を祝福する。
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オベリスクを中心に284本の円柱が楕円形の中廊を形作る
ベルニーニの噴水
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結婚式
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昼食をとったレストラン
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衛兵が迎えてくれた
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by seico5822 | 2007-11-14 22:35 | イタリア旅行
2007年 11月 13日

サン・ピエトロ大聖堂

ヴァティカン美術館はヴァティカン宮殿内にある24の美術館の総称で、ミケランジェロのフレスコがのあるシスティーナ礼拝堂が特に有名で、私は今回で3回目であるが、1人の天才が妥協を許さず、孤軍奮闘4年半かかってやりあげたルネッサンスの至宝に声もなく、ただ見つめるのみである。もう1ヶ所見ることを熱望していたのが『ラファエッロの間』である。前回ローマに来たときは見ることができたが、今回は残念ながら見ることができなかった。
ヴァティカン美術館からサン・ピエトロ大聖堂に向かった。
サン・ピエトロ大聖堂
聖ペトロの墓の上に建てられた4世紀のバジリカが始まりで、現在の教会は教皇ユリウス二世によって1506年に着工され、その後120年続いた工事の間ルネッサンスの巨匠たちのほとんどがこの建設の関わった。ブラマンテが古い教会を取り壊し、新しいギリシャ式十字架形式の教会を設計したが、数年後に死に、以後、サンガッロ、ラファエッロ、ミケランジェッロらが再建に取り組み1626年完成した。
正面には5つの扉があるが、右側の扉は、聖なる扉であって、25年ごとの聖年に教皇の手により開閉される。
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教会に入って右側にはピエタの礼拝堂がある
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若きミケランジェロの傑作『ピエタ』がおさめられている。聖母マリアの胸のリボンにはミケランジェロの署名がある。
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ミケランジェロの設計による大クーポラ
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下はベルニーニのブロンズの天蓋に覆われた法王の祭壇
聖ペテロのブロンズ像
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信者が触るため、足が磨り減っている。
聖ペテロの司教座
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たくさんの天使が、聖霊の象徴である鳩を取り囲むように配されている。
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by seico5822 | 2007-11-13 23:52 | イタリア旅行