2010年 05月 20日
朝7時30分アテネのホテルを出発、まず世界遺産に登録されているオシオス・ルカス修道院に向かう。 オシオス・ルカス修道院 パルナッソスという山を望むところにある修道院。ビザンティン時代のフレスコ画の保存状態がよく、 中期ビザンティン時代を代表する建築物のひとつで世界遺産に登録されている。 10世紀にルカスという人がこの地で修道生活を送り、人々の信仰を集めた。オシオスは福者という 意味で、福者ルカスの遺徳をしのんで建てられた修道院。 修道院全景 修道院食堂 手前の四角い建物は以前修道士の食堂として使われていた。その向こうのドームのある建物が 修道院聖堂。 聖堂の入り口 入り口の上にはキリストのモザイクがある。壁や天井も金地のモザイクで飾られている。 主聖堂 この祭壇の奥は聖域で一般信者は入れない。このイコンを顕示する台で祈る。 聖堂には、壁や天井に金地の背景にキリストや多くの聖人像が描かれている。 修道士の暮らす部屋 デルフィの近くで昼食をとったレストラン 大変見晴らしがよかった。 デルフィ アテネから西北へ178km、パルナッソス山の中腹のデルフィは古代ギリシャの宗教の中心地と して栄えた。ミケーネ時代(紀元前1600年~1100年)から神を祀る場所となっていた。その頃は 大地の女神ガイアの聖所だったが、その後ゼウスの息子アポロンが巫女ピュティアの体を借りて 神託を授け、前8世紀から前4世紀にかけて、多くの巡礼者が訪れた。 一般の人だけでなく、ギリシャ都市や外国の要人までが神託伺いに訪れ、歴史上重要な決定に 影響を及ぼすようになった。アポロン神殿の参道の両側には、多くの都市国家が神託のお礼として 献上した宝庫や記念碑が立ち並んでいた。この神託はビザンティン時代の4世紀後半にデルフィが 閉鎖されるまで続いた。 世界のへそ(参道脇に複製が置かれている) 古代の人々は、デルフィが世界の中心に位置していると考えて、「大地のへそ(オンファロス)」を アポロン神殿のアポロン像のおかれている前室の地下においていた。現在はデルフィ博物館に 展示している。 アテネ人の宝庫 神託のお礼として献上した宝庫や記念碑のなかで、マラトンの戦いの戦勝記念に奉納された アテネ人の宝庫が再建されている。 アポロン神殿跡 アポロ神殿が最初に建てられたのは前7世紀、火災や地震で崩壊。現存しているのは前370年頃 の神殿跡である。神殿は長さ60m、幅23mで38本のドーリア式列柱が立ち、前室、内室、後室に 分かれていた。この前室の地下に、「大地のへそ(オンファロス)」とされた石があって、そこで神託 が行われていた。 古代劇場 前4世紀に建てられ、ローマ時代に最終的な形となる。観覧席は35段あり、約5000人収容 できる。ピュテイア祭などスポーツの祭典はさらに上にあるスタディアムが使用された。 古代劇場から見るアポロ神殿跡 古代劇場から見るアテナープリナイア神殿跡 アテナープロナイアに捧げられた神域。前6世紀に建てられたドーリア様式の神殿跡。 円形建築物トロス(前4世紀)が目を引く。3本の円柱が修復されている。 デルフィを見学した後、カランバカのホテルに入る。
by seico5822
| 2010-05-20 21:01
| エジプト・ギリシャ・トルコ
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